安全にライターを使用するために

子どもの火遊び事故防止のために 旧型の使い捨てライターは処分しよう

消費生活用製品安全法改正により、子どもが簡単に点火できない 「CR(チャイルドレジスタンス)機能」を備えたライターの販売が義務付けられ、ライターが原因の子どもの火遊び事故は減少しています 。
しかし、CR機能の付いていない規制前の旧型の使い捨てライターがいまだ多くの家庭に保管されており、そのライターが原因の火災が起きています。とくに小さな子どもがいるご家庭は、子どもの火遊び事故防止のため、旧型の使い捨てライターは早めに処分してください。



子どもを守るライター4ヵ条

子どもの手の届くところに、ライターを置かない。

近年ではチャイルドレジスタンス機能のついたライターの普及により抑制効果が出ていますが、子どものライター遊びが原因となる火災事故を防ぐために、おとながライターの保管について十分気をつけるようにしてください。ライターは正しく処分し、通学路や公園など子どものいる公共の場所で投棄しないようにしましょう。

子どもにライターを触らせない、点火させない。

子どもは元来、好奇心旺盛です。火を点ける器具という認識がないままライターを着火することがないように、日頃から、子どもにはライターを触らせない、ライターで遊ばせない、という習慣をまず家庭で徹底させましょう。

ライターの火遊びを見たら、すぐに注意してやめさせる。

子どもは、すぐにおとなの真似をしたがります。おとなが使うライターや火そのものに興味を持ち、ライターを使って子どもだけで火遊びをする可能性があります。子どもを危険な目に遭わせないためには、社会全体で注意するという取組みが欠かせません。子どもの火遊びを発見したら、すぐにやめさせ、強く注意してください。

理解できる年齢になったら、子どもに火の怖さを教える。

火は生活に欠くことのできない大切なものですが、取り扱いをひとつ間違うと大変な危険をもたらします。家庭や学校、地域社会において、火遊びの危険性や火の適切な取り扱いについてしっかりと子どもたちに教えることが重要です。





残り火には注意を

使い捨てライター使用後、火が消えずに残っている「残り火」状態のままライターを衣類のポケットに入れた場合、衣類が焼けたり、火傷したり、また二次的な火災等のおそれがあるなど、不慮の事故が発生する可能性があります。
残り火の原因としては、着火レバーとノズルネジの間にごみなどの異物が挟まり、着火レバーが正常な動作の位置まで戻らずに微量のガスが漏れていたり、10秒以上点火すると火口付近にガスが残ることが考えられます。
残り火は小さく気づかない恐れがあるので、使用後は完全に火が消えていることを確認しましょう。

残り火事故を防ぐために次の2つを確認しよう!

1.顔、衣服から離して点火し、消火を確認する。

顔から離して点火し、それから口元のたばこに近づけて着火するという習慣づけが必要です。

2.残火・ガス漏れの原因となる異物混入のないことを確認する。

使用後は必ず火が消えていることを確認して下さい。まれに糸くずや砂利等が操作部に挟まり、
残り火の原因となることがありますので、注意が必要です。

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